11月1日~30日の振り返り
11月はドルと円が主導の動きを見せトランプ大統領が就任後は政策が意識されたドル高の流れに。
その他にも
- ウクライナ情勢が一段と緊迫化によるリスク回避的なドル買い
- リスク動向に敏感な豪ドルやNZドルに売り圧力
- ウクライナやロシアに近いユーロやポンドなどに売り圧力
これらの要因がドル高を支える結果となりました。
しかし月末週に加えて週後半には米感謝祭休日があったことから調整の入りやすい環境となり、一変してドル安円高に。
最終週の週明けには154円まで上昇していたドル円は、週末には149円まで下落し、日足の上昇トレンドは終了した形となっています。
トランプ関税が世界的な懸念材料となっていますが、トランプ氏とメキシコ大統領の会談が行われ、表面的ではあるものの敵対的な雰囲気は和らいでいる様子。
トランプトレードに突き進む動きは一旦停止している状態で12月を迎えることとなりました。
今後の注目点
FOMCの議事録では段階的な利下げを幅広く支持していたことが明らかに。
また、日銀に関しては12月の利上げ観測が高まっています。
日米の金利差が縮小していく期待から相場はドル安円高に動いている状況ですが、トランプ大統領の政策が意識されたドル円の上昇トレンドは一旦終了。
このまま下降トレンドを形成するか、それとも一旦揉み合うか次の材料が出るまで注意が必要です。
12月6日に米雇用統計があり、12月のFOMCでの利下げが行わるかどうか市場の見通しが別れているので、大きな材料として注目が集まっています。
また、7日からのブラックアウト期間に入る前にパウエルFRB議長とウォラーFRB理事が講演を行うので、内容に注意が必要そうです。
ここ最近はドル円が中心となって動いていますので、今後のドル円がどの方向にトレンドを作るのか注目です。
LTC-Tradeの成績
大きく動くこともあり、11月は特にType1が中長期トレードを行うことが多かった印象です。
少し深めにポジションを抱えたこともありますが、その分利益になることも多くなりました。
特にドル円で値動きが大きくなることが多いので、ドル円の急変やトレンドの転換に注意しながらの運用が必要そうです。
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