コピートレードとは?

現在、コピートレードのサービスを提供しているのですが、ユーザーの方に話を聞くと結構勘違いされる方が多いようです。

そもそもコピートレードとは何なのか?についてお話していきたいと思います。

目次

そもそもコピートレードとは何なのか?

まず、そもそもコピートレードについてお話していきます。

コピートレードというのは、ミラートレードとも呼ばれたります。

どんなものかは読んで時のごとくなのですが、仮に口座が2つあるとして、それぞれを口座A、口座Bとします。

口座Aでトレードした内容を口座Bに同じように反映させることをコピートレードといいます。

口座Aでユーロドルを1ロットでエントリーすると、口座Bでも同じように自動でユーロドルを1ロットでエントリーし、そのポジションを口座Aで決済すると、口座Bでも決済されます。

恐らくここまではイメージ通りだとは思うのですが、実はコピートレードと称されるものは現在はたくさんあるので、それで迷う人が多いのかなと思います。

正しいか誤ってるかは別として、現在は大きく分けると

  1. 同じパソコン内でツールを使い別口座にトレードをコピーする方法
  2. トレードした内容をサーバーに送り、別パソコンで受信する方法
  3. MAMやPAMM
  4. ブローカーが提供しているコピートレードサービス

の4つの内のどれかということになります。

参考程度に1つずつ簡単に説明しますね。

【1】同じパソコン内でツールを使い別口座にトレードをコピーする方法

有料で販売されている「FOREX COPIER」というツールが有名だったりします。

これを使う用途しては、主に分散投資に役に立つのかなと思います。

それ以外にも使う方法はあるのですが、ここで公表するのは気まずいので控えておきます…汗

例えば、1つのEAがあったとして、それを別の口座にも反映させたい時などに使用されている方が多いですね。

正直、この方法はトレードに対して開発などコアな人が使う印象です。

【2】トレードした内容をサーバーに送り、別パソコンで受信する方法

一時期、この方法を使ったコピートレードサービスが一部で流行りました。

「Forex Copier Remote」というツールを使う方法もあるのですが、システム自体を自作する人も多かった印象です。

この方法は、例えばプロトレーダーAさんが行ったトレード内で行ったエントリーや決済、指値といった注文を一旦サーバーに送ります。

そして、ユーザーBさんのパソコン内の口座でサーバーから注文を受信して、Bさんの口座でも同じトレードが出来ると言った方法です。

画期的なシステムですね。

ただ、結構デメリットがありまして、そもそも導入のハードルが高いです。

サーバーの管理者やサーバー内のシステムを作るプログラマーなどが必要になってきます。

そして、一番のデメリットは、タイムラグがある点です。

プロのトレーダーがどんなにベストなタイミングでエントリーや決済の注文を送っても、サーバーの状況や受信する側のネットの混み具合などでタイムラグが発生してしまうことがあります。

あまり大きく流行らなかった理由が何となく察することができます…。

【3】MAMやPAMM

これは聞き慣れない単語かもしれません。
もしくは、なんとなく知ってるけど良いイメージがないかもしれません…汗

ただ、これをコピートレードと称することがあるので紹介していますが、実際はコピートレードではありません。

これは主に海外のブローカーが提供しているサービスなのですが、ユーザーからお金を預かってトレードを行い、出た利益を参加したユーザー全員で資金の割合に応じて分配されていくという仕組みです。

とても画期的なシステムなので、かなり流行りました。

かなり流行ったが故に…悪い印象が多いんだと思います。。

無茶な取引をしたり、リスクの高いEAを使ったりして破綻する人が続出したんですね…汗

「MAM運営しています」という方とたくさん出会いましたが、しばらくして再開した時は「破綻した」という方がほとんど………いえ、多分記憶にある限りでは確率は100%でした。

また、このMAMやPAMMは資金を預かって取引をするので、預けた資金を自由に使えない点です。

ですので、ポジション保有中してしまうと、自分の分だけ決済するといった事ができませんので、自ずとポジションを保有していないときに出金しなければいけなくなります。

MAMやPAMMを利用すると「土日しか出金申請できない」「月に一回しか出金できない」という形で出金に制限がかかっているのは、こういった理由があります。

流行ったが故に「破綻した」「出金拒否された」という噂があちこちで流れ、印象が悪いんですね。

画期的なシステムが故に、使う人が多くなると選択が難しいですね。

正確に言うとコピートレードではないのですが、そう呼ぶ人も時々いるので一応ご紹介いたしました。

【4】ブローカーが提供しているコピートレードサービス

恐らくこれが一番安心なサービスだと思います。

その理由は、ブローカー内で口座間の処理を行っているので、ポジションの注文の際にタイムラグがほとんど発生しないという点です。これは本当に大事です。

また、何かツールを使うわけではないので、導入が簡単ですし、パソコンを起動したままにしたり、MT4を稼働状態にしておくなどは必要ありません。

さらに言うと、資金を預けてトレードをしてもらう訳ではないので、自分の資金は自由に使うことができます。

例えば、出金したいから早々にポジションを手仕舞いにしてしまうとか、コピートレード自体を一旦停止するなども自分の自由に行えます。

簡単にスタートができて、取引は自動。
運用は資金を管理するだけと、とても簡単です。

恐らく今後はもっと流行ってくるのではないかと思っています。

ですので、MAMやPAMMと同じように運用者を選ぶのも注意が必要です。

しっかりと過去の成績を確認して、リスクの少ない運用をしている人を選ぶようにしましょう。

自動売買(EA)は何が違うのか?

自動で取引をする点では一緒ですが、自動売買(EA)というのはMT4やMT5上で稼働させて自動で取引をしていくソフトウェアになります。

このソフトウェアがチャート上で稼働状態になっていなければ取引をしてくれないので、パソコンを立ち上げっぱなしにしたり、VPSなどを契約して、MT4やMT5を常時稼働させておく必要があります。

また、自動売買は資金の量やトレード環境によって、パラメーターを設定する必要があります。

万が一、設定を間違えてしまうと、正しいトレードができずに資金を失ってしまう場合もありますので、自動売買といは言え、正しく稼働しているか、こまめにチェックをしながら、しっかりと管理をしていく必要があります。

自動売買の性質にもよりますが、できれば毎日チェックするのが良いでしょう。

これがコピートレードの場合ですと、すでに設定が完了した口座内での取引を、自分の口座に反映しているだけですので、パソコンを常時稼働したり、VPSを契約したり、面倒なパラメーターの設定などは必要がありません。

コピートレードは簡単ではありますが、逆に自動売買とは違い自分の好きなように自由に設定をしてトレードすることが出来ない点では自動売買の方が自由度は高いですね。

結局どれがいいのか?

コピートレードと自動売買などの解説をしましたが、現状すべてを使ってみて個人的に一番良いのはもうお分かりかもしれませんが、

「ブローカーが提供しているコピートレードサービス」

これが一番おすすめです。

資金を自由に扱える点では安心できますし、パソコンを常時稼働させていなくていいのは楽です。

ただ、今後どんどん流行ってくると思いますので、MAMやPAMMが流行った頃のような、変な業者にだまされないように、

  • しっかりと過去の実績を見ること
  • リターンではなくリスクを考えること

この2点を忘れずにチェックしてくださいね。

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