新しい年が始まりましたが、為替市場はまだ静かなる攻防戦の渦中。
年末年始特有の薄商いの中、水面下では投資家たちの様々な思惑が交錯していました。
昨日の相場解説:薄商いの中で燻る「円安」への警戒と市場心理

具体的な動きは乏しいものの、市場参加者の心理は複雑
昨日のドル円相場は、新年の幕開けにもかかわらず、具体的な材料に乏しい展開でした。
しかし、Yahoo!ファイナンスのFX掲示板からは、市場参加者の根強い「円安」への警戒感がうかがえます。
特に、昨年からの円安進行が経済活動に与える影響、例えば「札幌駅前の再開発も円安で止まるのでは」といった懸念の声は、実体経済への影響を意識させるもの。
また、「今年は157円になるのではないか」といった大胆な予想も飛び交い、今後の円安進行に備える動き、あるいは警戒する視点が浮き彫りになっていました。
一方で、「介入があるのでは」「為替の動きは意図的に作られている」といった、当局の介入や市場操作への疑念も散見されました。
これは、昨年の経験からくるもので、ドル円が急騰した場合の上値の重さを意識させる要因となりそうです。
全体的には、具体的な変動は乏しいものの、今後のドル円の動向に対し、楽観と悲観が入り混じった複雑な心理状態が見て取れる一日でした。
一夜明けた今朝も、ドル円への市場の関心は高く、静かに次の材料を待っている状況と言えるでしょう。
今後の戦略:静寂を破るトリガーは何か

メインシナリオ:ドル円、上値試す展開か
新年のご祝儀相場に加え、日米金利差の根強さを背景に、ドル円は再び上値を試す展開がメインシナリオとなるでしょう。
特に、年末年始のポジション調整が一巡すれば、円売り圧力が再燃する可能性は十分にあります。
市場では「今年は157円になる」といった声も聞かれることから、節目となる水準を突破すれば、さらなる上昇余地が生まれることも視野に入れるべきです。
リスクシナリオ:政府・日銀の「牽制」に警戒
一方で、日本政府・日銀による口先介入や、実際に市場介入が実施されるリスクには最大限の警戒が必要です。
市場参加者からは「介入がないと思ってた矢先に…」といった声も上がっており、市場が円安に傾きすぎた際には、唐突な動きがあるかもしれません。
また、世界的なリスクオフイベント発生時には、安全資産としての円買いが進む可能性も否定できません。
突発的なニュースフローには常にアンテナを張り、迅速な対応が求められます。
【自動売買】年始の急変相場に備える!タイプ別運用戦略

年末年始は流動性が低く、突発的なニュースで値が飛びやすい時期です。
自動売買の運用にあたっては、以下の点を意識しましょう。
トレンド系EA:急なトレンド転換に注意
トレンドフォロー型のEAは、明確なトレンドが発生すれば大きな利益を狙えます。
しかし、年始の薄商いの中では、突発的な報道や指標発表で急なトレンド転換が起こる可能性があります。
高値圏での買いや安値圏での売りは、特に注意が必要です。
一時的に稼働を停止するか、利益確定の幅を狭めるなどのリスク管理を徹底しましょう。
レンジ系EA:レンジブレイクに警戒
年始は方向感が出にくい時期のため、レンジ相場が続きやすいと考えるEAも多いでしょう。
しかし、一度レンジをブレイクすると、大きな値動きに発展する可能性があります。
想定レンジを大きく外れた場合には、ナンピン系の要素を持つEAは特に注意が必要です。
早めの損切り設定や、ポジション量を抑えるなどの対策が不可欠です。
ナンピン系EA:含み損の拡大リスク
ナンピン系のEAは、通常であれば価格の反転を待って利益を出す戦略ですが、一方的な値動きが続いた場合、含み損が大きく膨らむリスクがあります。
特に、流動性の低い中で急激な変動があった場合、意図しない水準でポジションが増え続け、強制ロスカットにつながる恐れも。
年始は、稼働を一時停止する、あるいは最大ドローダウンを厳しく設定するなど、慎重な運用を強く推奨します。
ゴールド系EA:ボラティリティの高さに一層の警戒
金(ゴールド)は、地政学リスクや経済状況によって大きく変動する特性があります。
年始は、地合いの変化や投機的な動きが強まる可能性があり、ボラティリティがさらに高まることが予想されます。
ゴールド系のEAは、通常時でも大きなリスクを伴うため、年始は特に警戒レベルを引き上げるべきです。
リスク許容度に応じて、ロットサイズを大幅に縮小するか、一旦停止も視野に入れるのが賢明な判断でしょう。
まとめ:2026年、新年のドル円相場を読み解く3つのポイント

1. 根強い円安警戒感
市場参加者の円安への警戒心は強く、これが相場の底堅さに繋がる可能性を秘めています。
2. 当局の動向に注視
過度な円安に対しては、政府・日銀の牽制や介入がいつ入ってもおかしくない状況です。
3. 自動売買は慎重に
年末年始の薄商いは予期せぬ値動きを招きがち。EAのタイプに応じたリスク管理を徹底し、必要であれば一時停止も検討しましょう。

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